出会ってしまった一匹のゴキブリ。もうこの部屋には100匹いるとでもいうのか…
ゴキブリに巣はあるの?
誤解している人も多いようですが、実はゴキブリは、蜂の巣やアリの巣、蜘蛛の巣のような明確な巣という形あるものをつくりません。
糞に含まれている集合フェロモンが他のゴキブリを呼び寄せ、集まるのです。その場所を一般的に巣と呼んでいるわけです。以下、当サイトでもゴキブリの集まるスペース、活動拠点を巣と呼びますのでご了承ください。
ゴキブリの巣の見つけ方
水、食べ物のある暖かいところを好みます。風の無い湿っぽいところが好きです。人間から隠れるため、暗くて狭いところへ集まります。例えば、次のような場所に巣があります。
- タンスなどの収納家具の裏や下
- 1cm以下くらいの狭いすき間
- 洗面台やシンクの下
- 押し入れや天袋の中
- 植木鉢やプランターの下
- 冷蔵庫やテレビなどの電化製品の裏
- 食べ残しなどのゴミや汚れの多いところ
- ずっと置いてある段ボール
基本的に人間から姿を隠すので、巣をみつけたとしてもその時そこにはゴキブリがいないかもしれません。ゴキブリがいなくても、糞が多くあればそこは巣になっているということ。あなたの見ていないときにそこに何匹もいるんです。
糞の特徴は、黒っぽい1~2ミリ程度の土の塊のような見た目です。ゴキブリの糞とは知らずに目にしている人も多いです。
なんか黒い砂がパラパラ落ちてると思ったらそれがそうです。
ちなみに、5mm~10mmの細長い糞は、ネズミのものです。
巣作りを防ぐ予防策
- 糞をみつけたら綺麗に掃除する
- 家具などのすき間は無くすか、逆に広くする
- 湿気のこもるところはこまめに換気する
- プランターは下にすき間ができないタイプのものにする
などがあります。巣になるような場所を無くすというのが一番のポイントですね。
タンスなどは、壁にピッタリと付けずにわざと数センチ空けるようにしましょう。
おすすめの駆除方法
一番簡単な毒エサによる駆除がおすすめです。ホウ酸団子も一般的ですが、コンバットやブラックキャップであれば、人間が毒に触れることもなく安心です。さらに、毒を食べたゴキブリだけでなく、卵や新だゴキブリを食べた個体も駆除できます。本当は巣をみつけて綺麗に掃除したいところですが、もし見つからなくてもコンバットなどで退治することは可能です。
その後は、侵入経路を塞ぐなどの部屋に入れない対策をしっかりと行いましょう。
一度家からゴキブリがいなくなって安心していても、他の家からやってくることもあります。たとえ冬でも、窓を開けるときは網戸を閉めておきましょう。
柑橘系の香りや、ミントなど香りの強いハーブも苦手なので、アロマオイルやポプリなども有効です。
殺虫スプレーなどが無いときに出くわしてしまった場合は、熱湯をかけるという方法もありますが、食器用洗剤をかけるのがおすすめ。洗剤が身体を覆い、窒息させることで退治できます。
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