四つ葉のクローバーと言えば、シロツメクサです。形のよく似た植物もあります。
四つ葉のクローバーに似た植物
オキザリス・デッペイ
クローバーに似ている上、もとから葉の枚数がが4枚です。そのため、ラッキークローバーとも呼ばれます。「四つ葉のクローバー」と書かれて販売されていることもありますが、シロツメクサの仲間ではなく、オキザリスはカタバミの仲間です。球根による栽培で、初心者にも育てやすい品種です。主に葉を鑑賞するものですが、かわいい赤い花も咲きます。葉の中心部分が黒っぽいのが特徴です。
デンジソウ
シダ植物で、胞子で繁殖します。ウォータークローバーとも呼ばれていますが、まったく別物。シダ植物ですから。カタバミに似ているのでカタバミモとも。葉が4枚なので、四つ葉のクローバーモチーフの加工品などによく利用されています。お土産物として見つけたら、だいたいデンジソウが使われています。かつでは水田に生えていた雑草でしたが、今では見つけるのが難しくなりました。
品種改良で発生率アップ
通常、四つ葉の発生率は一万分の一などと言われています。今は品種改良が進み、四つ葉の発生率が非常に高い品種も販売されています。ハッピークローバーという名称で売られています。すべてが四つ葉になるのではなく、その中から探すというのも楽しいですね。お祝いなどにぴったりです。
第一園芸が販売していましたが、2014年よりサントリーフラワーズ株式会社が販売しています。
探すときの注意点
シロツメクサが四つ葉になる原因としては、遺伝的要因と環境によるものとが考えられます。品種改良によって発生率が上がったことも、遺伝子が関係している証拠と言えるでしょう。
ひとつ見つけたら、茎をたどってその株を調べてみましょう。次々と見つかることがあります。
その前に一つ目を見つけなくてはなりませんよね。良くある場所としては、人が良く通る道端や、牧場などです。
これは、環境要因によるもの。葉の成長点が傷つけられることで発生する場合があると言われています。つまりは、よく踏まれているところに多いということです。シロツメクサがたくさんあったとしても、人が入ってこないような奥深いところで見つけるのは難しいかもしれません。
牧場では、馬が踏んづけたりかじったりするため多いと考えられます。クローバーは、俗称として馬肥やしとも呼ばれています。(厳密にはウマゴヤシという別の植物が存在しますが。)
他の草がまだあまり伸びていない4月から5月が探しやすいでしょう。草刈りの少し後もいいですね。
ちなみに、青酸配糖体という毒を含むため、食べる場合は加熱することをおすすめします。
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