のどが渇いた!ジュース買いに行くのめんどくさい!目の前に自動販売機さえあれば…
住宅街や一軒家の前にも、自動販売機ってありますよね。
あれはどのようにして設置されているのでしょうか。意外と知らない自動販売機の真実。
設置は無料(リースや買取りも)
メーカーによって少し違いがあるかも知れませんが、一般的には次のような仕組みになっています。
フルサービス
必要なのは設置する場所と電気代だけ。コカコーラやサントリー、伊藤園などの自動販売機を設置するのに、お金はかかりません。メーカーが無料で設置してくれます。そして、メンテナンスも行ってくれます。
売れた商品の補充や、空き缶などの回収、清掃などもメーカーがやってくれるんです。代金の回収、釣り銭の補給なども。フルオペレーションサービス、いわゆる委託です。
多くの自販機はこの方式です。初期費用や手間が全くかからないので手軽に始められます。
リース
自動販売機を月1、2万円で有償で借りるという方法。無料で借りる代わりに、仕入れをその会社から行うという無償リース方式という契約もあります。
買取り
自動販売機を自分で購入し、補充も自分で行うという方法もあります。100円など自由に価格を設定して販売したい場合などです。手間が非常にかかるので、副業としてきちんと利益を出す場合の方法ですね。
商品も自由に選べるため、いろいろなメーカーの飲料を一緒に売ることができます。ペプシとコカコーラが一緒に入っているのがあったら、このタイプですね。
必要な経費
フルオペレーションサービスの場合、設置場所以外に必要なのは自動販売機の電気代のみです。これは自分で負担しなくてはなりません。月に5,000円以上かかるものも多いですが、LEDや自動消灯機能など省エネタイプのものだと2,000円を切ることも。冬の「あたたか~い」は倍近くまで電気代が上がります。
電力需要の多い夏の昼間には、冷却機能をオフにするエコな販売機もあります。
儲かるの?
契約の種類としては、毎月決まった額がもらえるもの(場所代をもらう)や、1本いくら(20円など)の歩合の契約などがあります。
自動販売機を買い取りで自分で仕入れなどを行っている場合は儲けが大きいので、月に10万円以上の利益がでる場所も。
一日に5本以上売れれば、経費はまかなえると言われています。
基本的に夏の方がよく売れるので、夏は利益が出るけど冬は赤字というパターンも。
どこでも置けるの?
フルサービスで自動販売機を置いてもらう場合、どこにでも設置してもらえるわけではありません。
メーカーとしてもコストがかかるので、それなりに売上が見込めなくてはならないのです。
人通りの多いところ、人が立ち止まりやすいところ、近くにコンビニなどがないところであれば問題ないでしょう。
お店の少ない地域では、儲けはなくても近隣住民の希望によって設置を続けているという方もいます。