まずは、自分の収入の10％を貯金するのがおすすめです。月収が20万円なら2万円。40万円なら4万円です。
給料の一割と考えると、無理が無いですよね。
ジョージ・S・クレイソンの書いた「バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか」という本があります。
その教えでは、収入の10％をとっておき、そのお金を低リスクな投資に回すということをすすめています。
例え借金がある場合でも、10％は貯蓄して投資に回すのです。
ただ、現在の日本の低金利では、低リスクな投資でお金を増やすのは難しいですよね。
それでも、10％を貯蓄するというのはぜひおすすめします。
ぜったいに貯金できる自動積立定期預金
10％くらいなら余裕だと思うかも知れませんが、無駄遣いをしたつもりはないのに給料日前は金欠の人も多いでしょう。
決意だけでは難しいので、仕組みにしてしまいましょう。
つまり、残ったら貯金するのではなく、先に貯金します。先取り貯金です。
勤め先の社内預金や、財形貯蓄を利用するのもいいでしょう。給与から毎月一定額が自動で引き落とされます。
会社にそういった仕組みがなければ、銀行の積立預金を使いましょう。
最初から、収入の９０％分しかお金が無ければ、知らないうちに10％分は貯蓄されていきます。
自動積立定期預金を使えば、指定日に普通口座から定期預金に積み立ててくれます。
給与振込銀行で利用するのがおすすめ。1,000円以上、1,000円単位で積み立てられる銀行が増えています。
自分の給料の10分の一を設定して、あとはいつも通りに次の給料日まで使い切らずに過ごすだけです。
- 三菱東京UFJ銀行 自動つみたて定期預金
- 三井住友銀行 自動とりまとめ定期預金
- みずほ銀行 みずほ積立定期預金
普通預金よりは金利はいいですが、雀の涙です。金利では無く、自動で積み立てられるのが重要です。
貯金の代わりに養老保険（積み立ての保険）は？
養老保険とは、貯蓄を目的としながら、死亡保険も付いた保険です。生命保険がおまけについてくるイメージです。
いわゆる掛け捨ての保険とは違い、積み立てるもの。養老保険に加入すれば貯金だけでなく万一の保障も得られて一石二鳥と思っている方もいるでしょう。
でも、死亡した場合に保険金を受け取ると、それまでに積み立てた分は返ってきません。健康で満期を迎えなければ、満期保険金は受け取れないということです。
保険は掛け捨てにして、浮いたお金を貯金した方がよかったというケースが多いので気を付けてください。
ちなみに、お金持ちの多いユダヤ民族には「収入の10％を寄付する」という教えがあります。
お金持ちだから寄付するのではなく、寄付をするからお金持ちが多いのかも知れません。
お金は天下の回りもの。余裕が出てきたら、1％だけでも寄付するのをおすすめします。
ゲーム感覚で貯金する方法
積み立てよりも、自分でお金を貯めたい！という人は、ゲーム性をとりいれると途中で投げ出さずに済むでしょう。
■ 365貯金
1から365の数字をすべて足した「66,795円」が貯まる貯金法です。
用意するのは、1から365までの数字をマス目に記入したシートです。
数字を塗りつぶして、その分の小銭を貯金箱などに入れるだけ。
すでに50が塗りつぶされていて50円玉しかなかったら、45と5を塗りつぶしてもOK。
すべて塗りつぶしたときに、66,795円たまっています。
一年で貯めたいなら、1日に1つ塗りつぶしましょう。
■ 100マス貯金
365貯金の100マスバージョン。スマホのアプリで有名になりました。
マスの数を1から1000までで自由に設定できます。
100までの設定だと5,050円、1000マスならなんと500,500円になります。
■ 500円玉貯金
10万円貯まる貯金箱など、500円玉をいっぱいになるまで入れるのを目標とした貯金箱を用意しましょう。
家に帰ったときに、財布の中に500円玉があったら入れるだけでOK。
いつのまにか貯金箱が重くなっていきます。
たまるのがうれしくなると、500円玉をつかいたくなくなって、貯まるスピードがアップ！
■ 小銭貯金
ずぼらな人に一番向いてるかも知れません。財布の小銭をすべて瓶などに入れてしまう方法です。
財布が重くなるのが嫌な人にもおすすめ。
中身の見える瓶だと楽しくなってきます。小銭の種類ごとにわけてもいいですね。
たまった小銭はどうするの？
銀行などで小銭をお札に両替してもらうと、手数料がかかります。
自分の口座へ入金すれば、無料です。お札が欲しかったら、その後引き出せばいいんです。
ATMを利用する場合は、効果をまとめて投入できるタイプを選ぶといいでしょう。一度に100枚まで入れられます。
大量の方は、窓口で預け入れするのがいいでしょう。